島根の弁護士 Information

「島根の弁護士」はビジネスジャンプ(集英社)で連載された作品です


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●ストーリー
主人公・山崎水穂は、島根に着任した新米弁護士。東京では1万人近くいる弁護士も、ここではたったの26人なので、些細なトラブルから殺人事件まで、様々な事件が舞い込んでくる。そんな多忙な毎日を水穂らしく明るくのりきっていく。が、死んだと聞かされていた母が生きていて‥




各刊のあとがき
●コミックス10巻について

今巻は、今まで描かれなかった礼子や茜の日常の描写や、
20数年前の水穂の父と母の出会いのエピソードなどを交えて、
言わばこの物語の足場を、改めて固めた話を多く載せました。
その中で縦軸となる母・秀子との話も徐々に進展させ、おそらく次巻で(遅ればせながら)
ある程度の決着をつけることになるでしょう。今巻のラストはその布石としました。

この巻を描いている最中には、いろいろなことがありました。
スペシャルドラマ化もあり、地元・島根での講演会もあり、
とにかく忙しく、また大変貴重な体験もさせていただき、改めてこの作品とはどういうものか、
さまざまな人に触れながら、有意義に多くのことを学ばせていただいた時でもありました。


●コミックス9巻について

今回も読みきり形式の作品群です。
新妻や婚約者、OLなど、若い女性キャラがそれぞれの話に登場するので、
描き分けがちょっと難しかったけど、描いていて楽しかったですね。
63話「談合」の回などは、ページ数をとってもっと内容を掘り下げたかったと思ってます。
毎回26ページという制約は、小さな事件ならうまくまとめられるのですが、
大きな事件ともなると消化不良になってしまう怖れがある。
とは言え、作品全体がこじんまりしてしまわないよう、そういう大きな事件にもチャレンジしないと。

66〜67話は、前科をもつ恋人の話ですが、水穂の力不足を露呈してしまうエピソードになります。
読んでいてがっっかりされる読者の方もおられるかと思いますが、これも主人公に課せられた課題のひとつ。
ひとつひとつ人の痛みを感じ、成長していく姿を描いて行きたいと思ってます。
なおこの巻が、原作者の先生と仕事する最終巻。
原作者が降板された次巻からは、単独の「島根の弁護士」となります。乞うご期待!


●コミックス8巻について


55話「延命」は、私の父が三年前に他界した現実を思い出しながら、描いてみました。
かなり重いテーマなのですが、誰でもが一度は経験する可能性のあるエピソード。
読みきりのため、完全に描き切ることは難しかったのですが、読者の皆さんがこういうテーマを考えるきっかけには
なったかと自負しています。
個人的には軽いタッチで描けた57話「虞犯(ぐはん)」や、巻末のタイムスリップの話が好きです。

今巻は、母・秀子との関係に一定の決着を見る話が収録されています。
むろん、過去に何があったか、明かされるのはこれからのことですが、
弁護士・水穂にとっての今後の課題が、見え始めたと思っていただければ、幸いです。



●コミックス7巻について

この巻はわりあいバラエティに富んだ作品がそろったと思います。
とりわけ、外国人オーバースティ問題や学校給食費未納問題、認知症、DVなど
現代性に着眼したことは、弁護士マンガとしてまっとうできたという感もあります。
その反面、52話「里山」の回など、わかりにくい”入会権(いりあいけん)”を、
どう漫画化すたらいいか、だいぶ苦労してしまいました。
毎回読みきりスタイルの、面白さと難しさ、味わいながら描きました。



コミックス6巻について

第39話 秋田弁護士の出張   第40話 罪はいつ消えるのか   第41話 境界     第42話 優しい日本人
第43話 誰が彼を殺したのか  第44話 斜め前         第45話 正しいこと  第46話 裁判官

第39話は、水穂のボスである秋田所長の、ちょっとしたエピソード。
「BJ」増刊号に掲載されたもので、ちょっとした異色作になってます。
あえてこれを巻頭にしたのは、ややおカタい当作品のイメージを払拭するためと、次の第40話の事務員・玉枝の話とで、
レギュラーキャラのエピソードを続けて読んでほしかったからです。
今回は、水穂自身のタテ軸の物語はありません。が、その代わりそれぞれのストーリーが
キャラクターとうまくからみあえたのではないかと、自負してます。
個人的には、39・42話が好きかな。ちなみに今回、雑誌掲載の時のものから最も修正を加えたのは、44話です。


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