風さんと風鈴
ぽかぽかのいい天気だったので、私が昼寝をしていたときのことです。
「りんりん、りんりん」
私は風鈴の音で目を覚ましました。
風さんがやってきたのです。
「こんにちは、風さん」
「こんにちは。
今日は東の国の○△さんからメッセージが届いていますよ。
ほら、こんなメッセージ」
風さんは風鈴をゆらしました。
「♪りんりーん、りりりん、りーん、りん・ ・ ・ ・♪」
聴いていると、とてもやさしい気持ちになれました。
ありがとう○△さん。
「風さん、私からのメッセージも届けてください」
私は風鈴をゆらしました。
「♪りん、りりりん、りりり、りん・ ・ ・ ・♪」
「はい、それではこれを○△さんにとどけますね」
「はい、お願いします、それと ・ ・ ・ ・」
「♪りりりん、りーりりーんりーん・ ・ ・ ・♪」
「これを南の国の◆★さんに届けてください」
「はい、わかりました」
「お願いします、風さん」
東の国。
風さんは○△さんの家に到着しました。
「りんりん、りんりん」
風さんは風鈴をゆらしました。
・ ・ ・ ・
「りんりん、りんりん」
風さんはもう一度、風鈴をゆらしました。
・ ・ ・ ・
返事がありません。○△さんは留守のようです。
「それでは明日、また来ましょう」
風さんは南の国に向かいました。
南の国。
風さんは◆★さんの家に到着しました。
「りんりん、りんりん」
風さんは風鈴をゆらしました。
「はーい。もしかして風さんですか」
「そうですよ、
あなたにメッセージを届けにきました」
「♪りりりん、りーりりーんりーん・ ・ ・ ・♪」
風さんは風鈴をゆらしました。
◆★さんの顔は笑顔になっています。
「ご苦労様、風さん。これからもたくさんの人のメッセージを運んでください。
そうだ、私もお願いしてもいいかな」
おわり