新春鳥見紀行
ー出水〜和白〜今津ー


1月13日:職場で与えられるリフレッシュ休暇を使って鳥見旅行を思い立った。出水でツル、和白でシギチ、今津でカモ類とクロツラヘラサギ。あわよくばこれらをデジスコで遊びたい。そんなことを思い描きながら勇躍、玄海灘を渡る。
 でも、でも…何と天候は下り坂。まあ、デジスコにはむしろ明るい曇り空のほうが鮮明画像にいいもんな。都合のいいことを考えながら福岡着。昼は、久留米で、息子の相手の親御さんと会食。夕刻に出水着。
哲美おじさんの情報を現地の地図に照らし合わせるとやはりレンタカーが必要のよう。予約を済ませ就寝。

1月14日:午前8時半、ホテルから一路、ツル観察センターに向う。
まず、途中の六月田橋に差し掛かると早速、ナベヅルの姿。情報では要チェックポイント。たもとに車を止めて周りをチェック。米ノ津川にはカモ類に混じってオオバンやバンの姿も。どんより曇りと大気全体にもやがかかったような状態ではデジスコには向きそうもない。あきらめてセンターに向う。
観察センター周辺ではすでにたくさんの観光客。見渡すとつる〜と表現された哲美おじさんの言葉が実感として迫ってくるような光景だ。スコープを構えている人に変わったのがいますか?と問い掛けるとここにいるのはツルでしょう!とばかりに変な顔。おっとここは圧倒的なツルの数が問題で、種類は問わない観察場所だ!2種ゲットというのも気恥ずかしいが、ナベヅルとマナヅルの証拠写真を撮れば長居は無用。哲美おじさんの情報どおり、東干拓地に向う。
◎方向音痴なのに偶然左折した場所が正解で、目的地の観察小屋に難なく到着。早速、現地の監視員のMさん尋ねるとクロヅルはあそこにいますが、カナダヅルは今は見当たらないようですよと教えていただく。3種目のクロヅルを何枚か撮るがどうも薄紙が張り付いたような画像しか撮れない。大気は思った以上にもやっている(腕は棚上げして…)。
◎ここから三つ目の道路を右折して3号線を横切って…ついたところがソデグロヅル。6月田交差点を過ぎて消防署裏の左右の田んぼがアネハヅル…そんな説明をされながら夕方またいらっしゃい。カナダヅルがみられるでしょうからというMさんに見送られて、説明どおりに巡回し、4種目、5種目をゲット。デジスコを構えて近寄った4種目は先客の車が近づきすげて飛ばしてしまった。私のためには遠すぎてボケボケの証拠写真のみ。5種目は結構近かったのにデジカメの設定失敗でかすみがかかったようななんとも情けない画像ばかり。あわてるとろくなことはありません。
◎5種ゲットができたので、寄り道をしてホシムクドリがいるという場所へ。ソデグロヅルのところで知り合った北九州から来られたというご夫婦と一緒に目的地を探す。お互いに 現地に不案内のためうろうろしたが、何とか現地近くに到着。分かれて探すことになったが、うっかりお名前を聞かずに別れてしまった。教えられた場所とは微妙に違っていたようだが、水路堰の近くでムクドリに混じったホシムクドリ、シメをゲットした。
◎午後3時を過ぎたので、再び観察小屋を目指す。到着すると、偶然、ツルとともに数十年と言われるTさんに出会う。カナダヅルがいますよとの声にデジスコを構えてみたが、目標は何と350mほど先。幻のような幽霊のような画像が得られただけだった。しかし、これで6種めでたくゲット完了だ。でも、もう少し明るく澄んだ環境でデジスコしたかったなあ。

観察種:
クロヅルソデグロヅルアネハヅルカナダヅルマナヅル、ナベヅル、ツクシガモムクドリ、カイツブリ、ハクセキレイ、カルガモ、マガモ、ヒドリガモ、コガモ、ヨシガモ、オナガガモ、オオバン、バン、コハクチョウ、カワウ、チョウゲンボウ、タゲリ、ヒバリ、モズ、キセキレイ、ツグミ、ハチジョウツグミ、ホシムクドリ、シメ、アオサギ、コサギ、ゴイサギ、ミサゴ、スズメ、ハシボソガラス、ミヤマガラス、トビ、以上37種

1月15日:出水二日目は、ねぐらに集まるツルを観察するため、7時過ぎに観察小屋到着。周りはまだ薄暗いのにすでに騒がしく鳴き交わすツルの声。自分の車のライトで脅かしたのかしらと思ったが、いつものことだとMさん。ほらあすこ、ほらあそこと言われる指先にソデグロヅル、アネハヅル…、たちまち全6種をあげられる。ここのねぐらには3,000あまりが集結し、夜の間に蒔いた餌のムギを食べる。その餌を求めて西のねぐらのツルたちもやってくる。食べ尽きるとその間に餌が蒔かれた観察センターの方に移動するとのこと。蒔かれた餌に向って行進するツル、ツル、ツル。壮観だ。もっともツルたちの中にはこの餌につかないで、自分達の餌場をテリトリーとして持ち、ねぐらだけここを利用する家族も一定数いるという。孤高?を保つツルがいるのもうれしい。
観察種:マナヅル、ナベヅル、クロヅル、アネハヅル、ソデグロヅル、カナダヅル、カワラヒワ、ヒバリ、スズメ、ミヤマガラス、ムクドリ、タヒバリ、アオサギ、ハクセキレイ、コハクチョウ、以上15種
◎ここまで、見られたのなら出水の鳥見はほぼ満足。思い切って早めに切り上げ、福岡に戻り、昼過ぎには、和白に入ったが、これがまったくの当て外れ。満潮時は堤防の内側の畑地を探ろうと思っていたのに、行ってみれば畑地はすっかり整地されたくさんの砂が積まれている。これではシギチはもとより何の鳥も見られるはずがない。おまけに雨もぽつりぽつり。がっかりしながら干潮を待った。それでも一応、出るものは出た。
◎夕刻に「室見川の野鳥」のKさんからTEL。福岡市内の運転に不安な自分としては、電車で行き、堤防沿いと周辺の田んぼを歩き回る予定とお話ししたら、顔を出しますとのこと。HPで知り合った方と初めて出会えるのが楽しみ。
観察種:
クロツラヘラサギ、ミヤコドリ、ホオジロガモ、ダイシャクシギ、カンムリカイツブリ、ツクシガモ、ハクセキレイ、カワアイサ、ユリカモメ、スズガモ、マガモ、オナガガモ、カルガモ、ヒドリガモ、イソシギ、ムクドリ、ハマシギ、ミヤマガラス、以上18種

1月16日:後半のメインは今津。勢い込んでいたのに、あいにくの雨模様。それでも10時過ぎに明るくなったので、地下鉄に乗って今津をめざす。心配されたKさんからすかさずTELが入り、今宿の駅前で待っているとの連絡。駅前で落ち合ったKさんと初対面のあいさつ。イメージどおり、行動派でてきぱきとした歯切れのいいの方とお見受けしました。そのKさんの車に甘えて今津の海岸に。ユリカモメの出迎えを受けて一通り周回。天候はまた小雨模様に後戻り。とても歩いて回られる状況にはならなかったので、一層、Kさんのご好意が身にしみました。
◎少し走ったところで堤防の内側の田んぼに餌をあさっているツクシガモが2羽。距離も良し。デジスコ、デジスコ。機具を取り出しスコープを構え、デジカメにアダプターを取り付け…。ここでツクシガモは、いって行ってしまった〜。私のとろさ加減にKさんは何を思ったか知らん。手押し派ならこの間に2〜3枚はシャッターを落とす時間があったかも知れないなあと思うと、かなり照れくさい思いだった。心底自分も手押しに挑戦してみようかと…。
観察種:
ユリカモメ、セグロカモメ、ズグロカモメ、カササギ、マガモ、カルガモ、コガモ、オオバン、バン、ヒドリガモ、ツクシガモ、オナガガモ、モズ、ハクセキレイ、キセキレイ、ヒバリ、アオアシシギ、クロツラヘラサギ、ダイサギ、ツグミ、ヒヨドリ、コサギ、カワセミ、コハクチョウ、ホオジロガモ、ダイシャクシギ、ウミウ、ウミアイサ、ムクドリ、ホオジロ、スズメ、チョウゲンボウ、ミサゴ、ミヤマガラス、ハマシギ、ヨシガモ、カイツブリ、トビ、ハシボソガラス、アオサギ、キジバト、
以上41種

1月17日:今日も、天候回復の期待むなしく相変わらずぐずぐずした空模様。あわよくば和白か今津で半日という当初のねらいはあきらめ、予定変更で古賀の知人宅を訪問。午後、高速船ビィーナスで帰島した。
◎思いがけなく天候不順に見舞われた鳥見旅行になり、満足なデジスコ写真もほとんどゲットできなかったけれど、ツル6種をはじめ、見たいなあと思っていた鳥たちとも出会えたしそれなりに満足できた鳥見旅行となった。(本当は、毎日画像を添付したかったのだけれど後にも先にも画像は14日のものばかり。悪しからず)